【5108 ブリヂストン】2021年12月期決算

企業

 

今期最終は29%減益へ

2022年2月15日に決算を発表。2021年12月期の連結最終損益は3,940億円の黒字(前の期は233億円の赤字)に浮上したが、2022年12月期の同利益は前期比28.9%減の2,800億円に減る見通しとなった。

2021年12月期【実績】

決算期 2019.12 2020.12 2021.12 前年比
売上高 3兆5,072億円 2兆9,945億円 3兆2,461億円 +8.4%
営業利益 3,493億円 641億円 3,768億円 +5.9倍
経常利益 3,168億円 293億円 3,776億円 +13倍
最終利益 2,401億円 △233億円 3,776億円 黒転
修正1株益 332.3円 △33.1円 559.6円 黒転

株主還元

配当方針

当該期の業績、財政状態に加え、中期的な利益見通し、投資計画、キャッシュ・フロー等を総合的に勘案して、連結配当性向40%を目安に、持続的な企業価値向上を通じて、安定的且つ継続的な配当の向上に務める。

配当金

  1株当たりの年間配当額
  第2四半期末 期末 合計
2022年12月期【予想】 85円 85円 170円
2021年12月期【実績】 85円 85円 170円
2020年12月期【実績】 50円 60円 110円

配当推移

  14.12 15.12 16.12 17.12 18.12 19.12 20.12 21.12
配当金 100円 130円 140円 150円 160円 160円 110円 170円

自己株式の取得について

機動的な資本政策として1,000億円の自己株式取得を決定

自己株式取得の背景

●当社は、「コア事業における稼ぐ力の再構築」、「成長事業であるソリューション事業拡大のための戦略的成長投資」、「探索事業への戦略的成長投資」に必要な内部留保を確保しつつ、適正な財務体質の維持と株主還元の充実化を図ることとしております。

●稼ぐ力の再構築、プレミアムビジネス戦略の実行により2021年は21MBPの22年計画を前倒しで達成しており、今後の成長投資計画、手元資金、配当水準や株価を含む市場環境等を総合的に勘案し、資本効率の向上に資する機動的な資本政策として、1,000億円を上限とする自己株式の取得を実施することとしました。

●なお、今回買い入れる自己株式はM&A等の将来の企業価値向上に資する取組みで活用する可能性を視野に入れ、即時に消却は行わないこととし、当面活用が無いと判断とした時点で消却する方針です。

自己株式取得の内容

取得対象株式の種類   :  当社普通株式

取得し得る株式の総数  :  25百万株(上限)

               (発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合3.5%)

株式の取得価額の総額  :  1,000億円(上限)

取得方法        :  自己株式取得に係る取引一任契約に基づく市場買付

取得する期限      :  2022年2月17日〜2022年12月13日

財務【実績】

決算期 2019.12 2020.12 2021.12
1株純資産 3,336.92円 2,053.35円 3,734.23円
自己資本比率 54.9% 51.3% 57.5%
総資産 4兆2,770億円 4兆1,893億円 4兆5,749億円
自己資本 2兆3,494億円 2兆1,500億円 2兆6,299億円
剰余金 2兆2,907億円 2兆円 2兆3,077億円
有利子負債倍率 0.36 0.47 0.31

2021年12月期【実績】と従来予想との比較

  21.12【予想】 21.12【実績】 修正率
売上高 3兆3,200億円 3兆2,461億円 △2.2
営業利益 3,768億円
経常利益 3,776億円
最終利益 3,250億円 3,940億円 +21.2
修正1株益 461.5円 559.6円 +21.3
1株配当 170円 170円

2022年12月期【予想】

決算期 20.12 21.12 22.12【予想】 前期比
売上高 2兆9,945億円 3兆2,461億円 3兆6,500億円 +12.4%
営業利益 641億円 3,768億円
経常利益 293億円 3,776億円
最終利益 △233億円 3,940億円 2,800億円  △28.9%
修正1株益 △33.1円 559.6円 397.6円  △28.9%
1株配当 170円 170円 170円  

株情報(2月15日現在)

株価 4,901円

PER  12.3倍

PBR  1.31倍

配当利回り 3.47%

時価総額 3兆6,641億円

まとめ

株主還元をみてみると配当は業績が悪い時を除いて基本的には増配を続けていて、自社株買いも行っている。自己資本比率も十分高い数字なので追加で投資をしたいところですが、ブリヂストンは景気敏感株なので業績に波があり株価を落とす時期があります。できればそこで追加購入をしたいので今は様子をみていきたいです。また、株価が月足チャードでみると3,000円から5,000円のレンジで動いていて、現在5,000円に近く上限の方にいることも追加しづらいところです。下がるのを待ちましょう。

株式投資は自己判断でお願いします。

では、また。



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