【5020 ENEOSホールディングス 】2022年3月期3四半期決算

企業

4-12月期(3Q累計)最終は5倍増益・通期計画を超過

2022年2月10日に決算を発表。連結経常利益は前年同期比5.0倍の3,318億円に急拡大し、通期計画の2,800億円に対する進捗率が118.5%とすでに上回った。

第3四半期累計決算【実績】

決算期 19.04.-12 20.04.-12 21.04.-12 前年同期比
売上高 7兆6,072億円 5兆3,672億円 7兆6,313億円 +42.2%
営業利益 2,214億円 1,338億円 5,301億円 4.0倍
経常利益 2,027億円 1,165億円 5,152億円 4.4倍
最終利益 1,246億円 670億円 3,318億円 5.0倍
修正1株益 38.2円 20.9円 103.3円

配当金

配当予想からの修正無し

1株当たりの年間配当額
第2四半期末 期末 合計
当期予想 11円 22円
当期実績 11円
前期実績(2021年3月期) 11円 11円 22円

株主還元

株主への利益還元が経営上の重要課題であるとの認識のもと、中期的な連結業績の推移および見通しを反映した利益還元の実施を基本としながら、安定的な配当の継続に務める。

●3か年累計在庫影響除き当期利益の50%以上

●現状(22円/株)を下回らない配当水準とする。

在庫影響・・・在庫商品の時価の変動が企業会計上の損益に影響を与えること。また、その影響。

【補足】在庫商品の時価が変動すると、棚卸資産の評価方法によって、在庫評価額と実際の取得原価との間に大きな差が生じる場合がある。

今期業績予想・進捗率

業績予想からの修正無し

決算期 2020.03 2021.03 2022.03(予想) 前期比
売上高 10兆118億円 7兆6,580億円 10兆3,000億円 +34.5%
営業利益 △1,131億円 2,542億円 4,700億円  +84.9%
経常利益 △1,358億円 2,309億円 4,500億円  +94.9%
最終利益 △1,879億円 1,140億円 2,800億円  2.5倍
修正1株益 △57.9円 35.5円 87.2円  2.5倍
1株配当 22円 22円 22円

最終利益

予想2,800億円に対して3,318億円と進捗率は118.5%を達成。

株情報(2月10日現在)

株価 460.5円

PER  5.3倍

PBR  0.56倍

配当利回り 4.78%

時価総額 1兆4,875億円

まとめ

PERは5.3倍と割安。今期大幅な増益をしているが在庫影響抜きの当期利益の発表がなかったため配当方針で発表されている当期利益の50%以上もしくは22円以上のどちらになるか今の所不明。在庫影響込みの営業利益と在庫影響抜きの営業利益との比率で在庫影響抜きの当期利益を考えると22円以下となるので、今回は増配がないと思われます。ただし、割安・高配当ではあるので購入の検討はしてもいいのではないでしょうか。

株式投資は自己判断でお願いします。

では、また。

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